インターネットの普及率は2021年の時点で82.9%とほとんどの国民がインターネットを利用している状況となっています。しかし、インターネットが普及していると言っても、スマートフォンでの利用がパソコンを大きく上回っており、パソコンよりもスマホをメインにした対策が必要となっています。
このようにIT業界は日々変化を遂げている中でそれぞれの企業、自治体などが無視できない状況となっているのがWebマーケティングです。アシストマーケティングで代表を務めている森田香央里さんは社長業を務めながらも現場に立ちながら、Webマーケティングをどのようにこなしていくかに頭を悩ませています。
Webマーケティングを行うアシストマーケティングがどのような仕事を行っているのか、森田香央里さんの考えなどを交えてご紹介していきます。
アシストマーケティングはWebマーケティングの会社
アシストマーケティングはどのような会社か、単刀直入に言えば、Webマーケティングの会社です。そもそもWebマーケティングはインターネットを利用するユーザーを集め、商品などをアピールしていくために材料を集めていく手法であり、広告を中心とした活動を行っていきます。
簡単に仕事内容を説明すると、インターネットを通じて集客をしたいクライアントと話し合いを重ねていき、集客を行うことでどのようなゴールを目指すのかを話し合っていきます。方向性さえ決まってしまえば、あとは予算の兼ね合いで集客を行っていくのみです。その手法はこれまでのパソコン利用者へのアプローチやスマホユーザーへのアプローチなど色々な手が考えられます。
森田香央里さんが社長を務めるアシストマーケティングの場合には、森田香央里さんを含めた社員が携わるほか、実際にコンテンツ作りに励む外注先のフリーランスなど、様々な人がそれぞれの仕事を担当します。下請け、孫請けと丸投げする形はとらず、森田香央里さんが責任をもって担当するような形で仕事を担っていきます。このような一元管理を行うことで品質を保ちつつ、スピーディーな仕事が行えるというわけです。
現場で陣頭指揮をとり続ける森田香央里さんですが、学生時代からとてもアクティブな女性でした。学生時代はバスケに熱を注ぎ、大学時代までバスケに専念。その熱の入り具合は相当なものではありましたが、大学を卒業するとバスケへの道には進まずにWebマーケティングの世界へ飛び込んでいきます。
Webマーケティング関係の会社に2社ほど勤め、最先端のWebマーケティングを学びました。今はスマホが全盛期ですが、当時スマホが出た当時は「小さなパソコン」と称されていました。ガラケーと違い、スマホがあればパソコンのように扱えるとスマホに乗り換える人が多く、森田香央里さんは当時を振り返り、スマホの可能性やWebマーケティングの難しさを段々と感じるようになったそうです。
こうした経験、そして、様々なWebマーケティングの考え方などを学んでから2020年に独立を果たしたのが森田香央里さん。独立したのは2020年ですが、コロナ禍で多くの人がネットを利用せざるを得なくなったことでWebマーケティングの必要性が一気に増したこともあって、その流れに乗ることができました。
アシストマーケティングで扱う仕事の中身をご紹介!
Webマーケティングを手掛けるアシストマーケティングではどのような仕事を扱っているのか、ここからはアシストマーケティングの業務内容について解説します。
アシストマーケティングの代表的な業務といえばWebコンサルティングとなります。Webコンサルティングは、現状のWebサイト、Webコンテンツに関して問題点を洗い出して改善を図り、クライアントが求める状況を作り出していくのが一番の仕事内容です。そのため、まずはクライアントがどこを目指しているのか、そのヒアリングから行うことになります。
日々の業務の中で、どこかがウィークポイントになり、そのウィークポイントを補わない限りは会社の成長が途中で止まってしまうことも十分に考えられます。会社の成長を止めないためにはクライアントからの要望をしっかりと聞き、ゴールに向かってPDCAサイクルを何度も回していくことが重要です。
Webコンサルティングの仕事は、すぐに答えを導くことができない仕事であると同時に、数字がはっきりと出やすい仕事でもあります。いきなり満点回答を出すことができずにクライアントから不満をもらうこともあるのだとか。しかしながら、着実に実績を重ねていく中で信頼を高めていく方法もあることから、理解をしてもらいながら進めていくことがとても重要な仕事です。
もちろん森田香央里さんがここまでの社会人経験で学んできたことや実際に経験した事例などを踏まえて対策を立てていくこともします。結果にコミットするというキャッチコピーがあるように、常に結果を出し続けることがアシストマーケティングが大事にしていることであり、そのために手を抜かずに仕事に取り組み続けます。
Webコンサルティング以外にもあるアシストマーケティングの仕事内容
Webコンサルティングを手掛けるアシストマーケティングですが、もちろん仕事内容はWebコンサルティングにとどまりません。集客の道具として用いられるWeb広告もその1つとなっています。
Web広告は「インターネット広告費」と称されることもあり、2021年では全体の40%程度を占め、テレビやラジオ、新聞などのメディアへの広告費よりもネットで消費された広告費の方が高い状況です。その中でも圧倒的に多いのがインターネット広告の媒体に消費した費用です。
Web広告も細かく見ていくと色々あり、Googleやヤフーなどの検索結果に表示される広告やTwitterやインスタグラム、LINEに表示されるSNS広告、YouTubeなど動画媒体に用いられる広告など様々です。SNSを1つとっても、それぞれのSNSの年齢層、ボリュームゾーンは全く異なります。若者に愛されるTikTokから比較的中年層に用いられるTwitter、Facebookなど戦略的に活用しないと無駄に終わってしまうケースがザラにあると言えるでしょう。
またどれだけWeb広告に力を入れたとしても、コンテンツが大したことがなければクライアントが望む最終的なゴールに到達することはできないでしょう。そのため、アシストマーケティングではコンテンツ作りにも力を入れます。このコンテンツ作りこそがアシストマーケティングにおいては一番の強みです。
社長である森田香央里が大切にしていること
2020年に独立し、まだ数年しか経過していないものの、その成長に手ごたえを感じている森田香央里さん。そんな森田香央里さんが今日まで大切にし、これからも守り続けたいことは、企業間でのIT格差をなくしていくことです。
国民の8割ほどが何かしらの形でインターネットに触れていますが、インターネット=スマホなのか、インターネット=パソコンなのか、はたまたタブレットなのか、その認識は多様化しています。スマホで見ている人にとってのベストな広告もあれば、タブレットだからこそ見やすい広告もあります。
これらはセンスのいい人やネットに才覚のある人であれば問題なく使いこなせるでしょうが、ネットにさほど触れてこなかった人たちにとっていきなり活用しなければならないというのは大変です。
ネットが使えなければどうにもならない、ネットを使いこなせなければ仕事にもならない、ましてAIが簡単に人間から仕事を奪える時代になっていくわけですから、企業間でIT格差が出るのはやむを得ないと言えるでしょう。
そもそも最近立ち上げられた会社のほぼすべてはネットの可能性を強く感じ、地道な広告よりも飛び道具的にネットの広告を活用しています。しかし、中小企業は古来の広告手法しか使えず、どんどん先細りを見せる既存メディアへの広告に何の疑いもなく大事なリソースを割いており、これでは格差どころの騒ぎではなくなります。
一方でアシストマーケティング代表の森田香央里さんはWeb広告だけでなく、既存のメディア広告、そして、プロモーションメディア広告と呼ばれるフリーペーパーやPOP等の活用、融合がより効果的な広告につながると考えています。
森田香央里さんは前職の時から中小企業をクライアントの相手として仕事をする機会が多く、大企業といかに対峙していくかを考えてきました。負ける理由がアイデアや技術力ではなく、ネットに対する考え方だけで負けるとすれば、その負け方は決していい負け方ではなく、誰にとってもプラスにはならないのではないかと森田香央里さんは考えていました。
しかしながら、まだまだネットに対する偏見やネットの可能性を過小評価する動きがあり、ネットに対する認識の違いやIT格差はまだまだ根強いと実感しています。少しでもこうした格差をなくす、そのために説得力のあるアプローチを行っていき、実際に結果を出していくことを森田香央里さんは強く考え、自己研鑽を続けます。
まとめ
アシストマーケティングを立ち上げた森田香央里さんにとって、Webマーケティングの仕事は転職であり、できる限り続けていきたいと考えています。もちろんより可能性のあるものを見つけてジョブチェンジをする可能性もあるでしょう。
しかし、明確な攻略法がないゲームはいつまでも飽きないように、これからもWebマーケティングの仕事は続けていく可能性が高いと森田香央里さんは感じているのです。