水谷将典株式会社Green社長 幸せは自分で見つけられる

毎日幸せに生きるために、どんなことを経験すればいいのか、そのような質問を知り合いの子どもからされたことがあると株式会社Greenの代表取締役社長水谷将典さんは主張します。もちろん大変なことを色々と経験した水谷将典さんにとって、今でこそ幸せですが、以前は大変な日々を過ごしていました。すぐには毎日幸せに生きるためにどんなことを経験すればいいのか、その答えが出なかったのですが、最終的にある結論に至ります。

幸せと辛いは紙一重

幸せという字と辛いという字を欲見てみると、実は漢字の上部分で横の棒が一本多いかどうかの差しかないことに気づかされます。つまり、辛いことをベースにしてそこに一本、棒を加えることで幸せという字になります。そこから水谷将典さんは辛いことをベースとして、そこから耐え忍んだ結果、幸せをつかむことができたのだとその子供に伝えました。その子供は最初はあまり理解していなかったようですが、漢字を交えて説明すると理解してくれたようでした。

水谷将典さんが漢字で説明したのは、決して苦し紛れのことではなく、本質的な部分なのではないかと思ったからです。成功者の人生を振り返ってみると、最初から最後まで順風満帆で苦労らしい苦労が一切なく、すべて恵まれて成功を収めた人はまずいません。何かしらの挫折を味わい、辛い経験をしたり、屈辱を体験したり、色々な思いをした上で幸せをつかんでいます。辛い経験を一切せずに幸せをつかむなんて、普通に考えてありえないからこそ、辛いと幸せの漢字を使って説明しました。

意外と子供よりもその様子を見ていた大人たちが突き刺さったようで、色々厳しいことがあってもそれがベースに幸せが作られるのだからもっと頑張ろうと気を引き締めた方もいたみたいです。説明している水谷将典さん自身もすごくかっこいいことを言っているかもしれないと思ったようです。確かにかっこいいです。

幸せは自分で見出すことができる

水谷将典さんの持論として、どんな環境に身を置いていたとしてもその中で幸せを見出すことができるという考えがあります。一般的な幸せの定義は、家族がいてマイホームがあってというもので物質的なものを充実させることで幸せが得られると考え、それに向かって必死に努力します。ところが、その家族とトラブルがあり、マイホームを購入したばかりにローン返済で大変になるなど、物質を手にしたらすぐに幸せになるとは限りません。

本当に幸せなケースでは、物質的なもので幸せを得るケースもありますが、何もなかったとしてもちょっとした変化、喜びを見つけてそれに幸せを見出すやり方もあります。いわゆるささやかな幸せというものですが、このささやかな幸せを毎日のように見つけられる人が人生における勝ち組だと水谷将典さんは考えます。

与えられる幸せに依存すると不幸せになる

幸せを相手に与える、おすそ分けをすることは十分にできる一方、それに依存してはいけないと水谷将典さんは考えており、お互いに依存し合う関係性は健康的とは言えないと危機感を抱きます。もし他人から与えられた幸せを原動力とした場合、自分にしてくれた施しによって相手を評価しようとし、何も与えてくれないから自分は不幸みたいな考え方になりがちです。

幸せをおすそ分けする発想自体は決して否定されるべきものではないし、むしろやれるうちにやっておくのがいいでしょう。ただそれはどん底の時の救済のようなもので、どん底から這い上がり、幸せをつかみにいく時までこだわるべきものではありません。これがわかっている人は自分で幸せを見つけようとしますが、分かっていない人はそれをせず、いつまでも待ち続けます。

幸せを見つける作業は面白い

幸せを自分の力で見つけていく作業はとても面白く、本当に見つけられたときは相当な幸福度になります。おいしい飲み物を見つけた、おいしい食べ物があった、信号に1回もつかまらなかったなど、日々小さな幸せを見つけコツコツと積み重ねていけば、自分は不幸だと嘆くことはなくなります。不幸な人は被害者意識が強く、他人への感謝を忘れていることが往々にしてあり、まずは感謝の気持ちを持つことが大切です。

決してスピリチュアルな話ではなく、感謝の気持ちを持つとちょっとした怒りを見せることがバカバカしくなるものです。幸せを見つける作業と感謝の気持ちを持つことを両立させれば、幸せはもう目の前です。

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